地獄極楽素麺





お盆のせいだか家の周りがいつもの千倍くらいしずかな静けさです、源信展をみに奈良駅へいったら、お盆のせいだかいつもの万倍くらいの人だかりでした。
だがしかし、昨日くらいからか不思議なくらい涼しさを感じている、昨年の同じごろに奈良公園を歩いていたけど、蒸し暑さでバテバテだったことをおもいだしている、まさか、今年の夏はもう遠い遠いところへ去っていこうとしているのか?まさかね、そんなまだ早すぎるよね、また戻ってくるに決まってるさね。
さてもさても、いったいどおして地獄は赤いのやろう?極楽はどおして金色(黄色)?地獄の釜の燃えたぎる真っ赤な火、何度も何度も焼かれ終ることのない苦しみ、
わたしにとっては、火なんかよりも、かっちかちの氷のなかに閉じ込められて身動きできなくなることのほうが恐ろしい地獄で、それで気がふれてもういい加減死にたいのに死ぬこともできなくてって、それが恐ろしいてことやとおもうんや。
源信展開催ちゅーの奈良国立博物館地下カフェ『葉風泰夢(はーふたいむ)』では、この特別展に合わせてフードとデザートの特別メニューがあります、それを眺めていたら、ついついおかしな妄想がぼわぼわっと浮かんできました、そして、いつもとおんなじように、なんの結論も生み出すこともなく、妄想はぽわぽわっと眠りについてすべてをわすれてしまうのでした。