山の日





百日紅の花が咲くと、暑い夏がきたなと感じると云うひとがいました。GEZANのドラマーが変わってから初めて、ようやくGEZANのライブをみにいくことができました、8月9日難波ベアーズ、踊ってばかりの国とof Emerald tour2017の皮切り。ドラマーが変わってから、何度もライブにいくチャンスはあったけれど、それがチャンスだとは思えなかったから行きませんでした。なにか頑なになっていたような気もするし、全く違う理由だったような気もするし、しかしもうそんなことは端からどうでも良いのです。一年ぶりにみたGEZANは、GEZANのままでした。ドラマーは変わったかもしれないけど、シャークはそこにいなかったけれど、GEZANはやっぱりGEZANやなぁ、とつくづく思いました。モッシュよりも耳が潰れるよりも目の前の天井すれすれの高さのスピーカーが倒れてきやしないか、それだけがスリルでした。踊ってばかりの国がcoverしたGEZANの『待夢(タイム)』はほんまに良かったです、倭の梅酒 鹿梅(ろくうめ)の梅酒のように染み入りました、ライブでしか味わえない染み入り方でした。写真もなにも残っていないけれども、脳ミソの奥に焼き入れられたという感じがしまして、今年も夏は暑い夏だなとわたしはようやく感じることができました。
新しいstepとか次のstageとか、わたしにはほんまにどうでも良いことです。わたしが悲しみ喜びわきあがる感情をそのまま言葉にして口から出してみたら、それはすべてがウソになってしまいました。その言葉を聞いたわたしはそのウソにたえきれなくなり、そのウソの本当の言葉を探しはじめまして、まだ探し続けています。