羽蟻




今年の春は暑いから、あっとゆうまに枯れてゆくねー。枯れてゆく花弁、好きですよー。淫らじゃああーりませんか。満開に咲き誇っているよりも、潮らしくミダラで美しい。とわ、ゆっても、諦めかけていた(いや、冬にはほんまに完全に諦めていた)カトレアクローバーちゃんがチラホラ咲きだしてこないにカワユイト枯れてゆるのを妄想して泪でそうです。。。。とかゆいつつ、枯れたら枯れゆくで、ちれーとかいけしゃあしゃあとゆうんや、わては。
なにわともあれ、桜が完全に散り、藤ももうすぐ、これはナンノキやっけっとなる頃、根っこあたりが穴ボコだらけになり、わたしたちは太陽を避けるようになるのねー。だけど、あなたが還ってきてくれたと勘違いして、したくなるほどに嬉しかった、嬉しいのです。
一日前にいた状態と全く同じ状態でカトレアクローバーの花弁にくっついていた大きな羽蟻。此処を南国と勘違いしているツバメたちが楽園のように暮らしているのをみると、貴女のことのように、オカエリナサイと呼びかけてもいいですか?
貴女はいまどのへんにおるんかな、また、思い出したら伝えてね。


勘違い屋さんの貴女へ。