堀川団地とキーマカリーズ




昨夜、二月のコートハンガーズのツアー以来になります、空気が美味しい十三はファンダンゴにて、GEZANのライヴをみました。もはや伝説のファンダンゴワンマンは見ていないので、わたしにとっては、ファンダンゴでGEZANを見るのは初めてでした。
美しかった、妄想していたモンなんか、全部ぶっ飛んだ、人間、いや、わたしの想像力はなんと貧しいモンなんかって、毎度毎度のことながら、ガッカリするのと、その後に、すぐまたGEZANのライヴを見に行きたくなるのは、そのわたしの乏しい力のおかげかもしれへんね。

我のヨワサにチアーズ。

明日の京都は河原町周辺で繰り広げられる、ライヴサーキット『いつまでも世界は』にも出演するGEZANは、仕事休みがとれなくて間に合わないからダンネン&ざんねん、で行けない、だけど、いま、京都では、パラソフィアや京都銭湯芸術祭などの、アートサーキットもやってるので、ゆけるのなら、いろんな場所で空気を吸い込んだり、二酸化炭素はいたりしたらよかろう。とオススメします。

こないだの6日、そのパラソフィアと京都銭湯芸術祭が交差する堀川団地にて、キーマカリーズとチチワシネマの鈴木くんと待ち合わせをしました。前月のグアイズレコ発なる(((共鳴のG)))にて購入した8センチCD-Rが聴けない‥とtwitterで嘆いていたら、12センチ化してくださると、速攻でおっしゃってくだすったので、わたしも速攻で京都にゆくことにしたのです。

(中略)

ライヴの前で忙しいのにわけのわからん堀川団地まで来てくれてありがたかった。なんとなく想像してたけど、12cm用のジャケットも世界でオンリーワンの手書きで、衝撃的な女の子の絵。どれがいいですかと聞かれて、女の子の絵がいいな、とゆうと、全部女の子の絵だとゆうけれど、ひとつはどうみても犬の絵だと思った。。もしかしたら、なかのCD−Rに書いた絵が女の子だったんかな。。帰りの電車の中でCD−R取り出したら、美味しそうなものがいっぱい描いてあって、お昼ご飯食べそびれて腹ペコやったので、危うくほんまに食べてしまうとこやったよ。。(後で気づいたけど、twitterhttp://twitter.com/die_say_)に衝撃的な女の子たちのジャケットの写真が載ってましたね。)
そして、やっとPCに取り込んでみると、ジャンルがNewAgeとなっている!63曲入りの22分。一番長い曲が2分23秒、10秒もない曲があれよあれよというまに流れてくる。以前に、曲は初めの30秒が勝負だって云ってた音楽家がいたけど、30秒どころか6秒で勝負してるし!魂消るところは、いっぱいあるのですが、ライヴですでに粗方知ってるいるところでもあったので、今更なにをゆうてるかってとこもあるんやけど、勝負とかゆうてる時点で、きっと的外れてるんでしょうね。なんにせよ、難しく考えるほうがおかしなもんで、わたしはキーマカリーズとチチワシネマの音源も好きです。好きに理由なぞないです。

鈴木くんがライヴのリハへと急いで去って行ったあと、わたしは京都銭湯芸術祭の行われてる堀川団地の屋上に登りました。屋上では、展示なぞなにもやってないけど、屋上にあがってもいいことになってたみたいなので、わたしはそこが一番気に入りました。屋上の床は、コンクリートのように見えて、コンクリートのように固くなくて、なんやふにゃふにゃしてて、引っこ抜かれたアンテナや壊れたテレビが置き去りにされてて、五山送り火の山が覗けて、堀川商店街を自転車で走り去るひとたちを見下ろしたりしてたら、もう二度と京都には住みたいと思わんなー、とその日の朝、独り言してたくせに、この堀川やったら、また京都に住んでみてもええかもなー、なんてぶつくさ言うて、丸太町まで歩きだしたのでした。