火垂るの墓



8月のならシネマテークの上映作品は大島渚の『御法度』が予定されてた。それも見越して年間パス的なシネマテーク会員になったのに、急に上映作品変更されてたまったもんじゃない。奈良のひとたちは、寛容なのか文句ゆうひともいない。てか、なにも誰も最初から期待してないてことなのか?
独りブツクサ念いながらも、変更された作品『火垂るの墓』をみてきた。高畑勲監督作品のアニメーションである。
1988年公開の作品である。そんなに時は経っていたのか!お盆の時期になるとTVでやっていたけど、なんとなく嫌で今までみたことがなかった。「絶対泣く!」と言われると「絶対見たくない!」となるのです。
結論からゆってしまえば、『火垂るの墓』をみて涙するところなどどこにもなかった。ただ切なかった。この映画をただ「戦争映画」的に扱うのは、間違ってる。 お盆の時期に見る映画とくくってしまって感傷にひたるもんじゃないとゆう感想です。
この可哀相な兄妹が描いた理想郷は、現代においてさらに叶えられないものになってしまった。そのことがいちばん悲しい。
大空襲で跡形もなくなった公会堂が、あの御影公会堂だったので『火垂るの墓』をみてみようと思いました。
いつかあそこのレストランでハンバーグを食べよう。現代にはもうそれくらいの自由しかありません。