原子力の恋人



前回からちょうど9週目の診察にゆくと、医師の転院を告げられた。これで二度目、いや三度目や。前回から薬の種類がふたつだけになったので、あともう少し。がんばらなくっちゃ。おっかけもあともう少し。たぶん。薬を完全にやめるときも、先生、突然に告げられそう。おつかれさん。とかあっさりと。
新しいクリニックの地図をいただき、王将でコロッケ定食をつつきながら、ヤホーで検索してみた。いまのとこからそう離れたとこではないみたいやけど、わたしの家からゆくといまとはだいぶ電車のルートは変わる。いまより時短になり金安になる。ありがたやありがたや。
何年間か9週ごとに通って、初めてここの王将入ったけどエライ美味しいやないか。こんなことならもっとまえからいっときゃよかった。さようなら。
もうくることもないとおもうと急に愛おしくなる。大阪市民やめて堺市民なろかなとまで思い詰める。
駅から無料の送迎バスのあるクロスモールとゆうとこにも行ってみた。駅前のグルメシテーに対抗するよにカナートとドでかいダイソーとこじんまりしたシネコンがあったけど、駅前よりも淋しい感じがして、往路で見かけたケーキ屋さんへそそくさと歩いていった。
送迎バスが必要なほどの距離か!?てなくらいやから、やすやすと歩いてゆけたけど、しかし、今日は寒い。寒いのが堪えた。道を歩くひとも少ない。もともとそうなのか、今日たまたまなのか。歩道はひとりぶんくらいの幅しかない。
ちょっと寒かったけど街が一望できる眺めの良いテーブルで美味しい紅茶とシブーストをいただいた。しかし、隣のカップルの男の方が最初から最後まで原発の話しをしてるのが、まったく耳障りで仕方がなかった。女の方も退屈ならアッピールして話しを変えればええのに。こんな眺めのよいところで知ったかぶりの話しで酔っている下司野郎は即刻退場の出入り禁止してもらいたい。
とおもったが、わたしのほうがお先に退場させてもらった。ふたつめの季節のシフォンケーキもすごく美味しかったし、従業員の対応も素晴らしいケーキ屋さんですが、もうゆくこともないやろう。さようなら。
九州学院国学院久我山の試合の最初と最後しか見てなかったけども。