蝉・鴬・滝の声

miwakiti2010-07-24





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シゴト辞めて早くも一週間が過ぎた。早くもってのは、大いなる見栄でほんまのとこ、なんや…やっと一週間か…てのが本音。この一週間がすぎるあいだ、もう数億年くらい生きてる気分満タンでした。3月に仕事辞めた友達が、辞めてから一週間経った頃に、あの会社にいたのがもう何十年前のことやったように思える。てゆうてたときは、また相変わらず大袈裟なことようゆうわ〜。て思ったけど、わたしの方が何百倍も難儀やんか。
失業すると一日が長い。一週間のこと考えると気が遠くなるし。一ヶ月先なんて全く見えないし。とりあえず気休めの用事を作っては、正気を保とうとするけど、用事が終わるとぽかーんとしてる。空虚なわたし。
今日は会社のひとと六甲山を登る予定やった。会社辞めてから、なーんもせんと実家でダラダラしてんのに、足の痛みがなかなかとれない。楽しみやったけど、この足じゃまだ六甲山に登るわけにはいかんと、会社のひとに諦メールした。諦メールしたもんの、いったん火が点いた山登り欲は消えず、結局今日はひとりで生駒山のハイキングコースに出掛けた。練習、練習。
駅員さんに貰ったハイキングコースの地図を片手に山の入り口に向かうが、どうしても山の入り口が見つからへん。駅員さんの話をテキトーにしかきいてへんからこんなことになるんや。いっつもそうや。全く違う墓地に行ってもたり、暑くてきついコンクリート道を登ったり、こんなはずじゃないのに……とおもてたら偶然ハイキングコースの入り口に出くわした。
虫がブンブン纏わり付いてきても、ハイキングコースに入れた喜びに胸ときめきます。ほどなくしてコースの中でいちばん楽しみにしてた滝がみえてきて飛び上がりたくなるくらい嬉しかった。山のあいさつも馴れた素ぶりでやっちゃう面の皮の厚い奴。山登りこそ、己の鏡ね、と実感しました。
ハイキングコースの10分の1くらいで疲れ果て、今日はこのくらいにしといたるわ!…と小さくゴニョゴニョゆいながら、ミケ号に揺られ麓に帰りました。
今日のトレーニングで学んだことは、
一、ハイキングコースの入り口までは、普通に暑い
一、山の恵は、ほんのちょっぴり
一、おにぎりは一個にしよう
の3本でした。
ほんのちょっぴりの山の恵、これが大切。