爆音ってやさしいね。

今年で３回目になるらしい爆音映画祭http://www.bakuon-bb.net/2010/。吉祥寺バウスシアターで無謀ともおもわれた試みが祭となってるのは、映画が好きなものにとってはなんか希望の光みたいにうれしいことです。３Ｄ映画になぞ、まったく興味わかへん。あんなんはなんかもう映画ってかんじがしない。映画ってかんじがしないもののほうが、ＣＭされてるし、売れてるみたい。映画館の薄暗がりには、ちょっとお化け屋敷めいたじっとりとした匂いとか、映画館にきたなー。っておもう。幕がカタカタと開いて、予告編が始まって、タイトル、ずんずこ映画の中にひきこまれて、映画館を出るときの足取りは、映画の中のお気に入りの配役になりきってる。それだけで映画をみにゆくしあわせはある。どうにも視覚に頼ることが多いらしい。けど、飛び出すとかがほんまのリアリティーなの？にんげんには、もっとたくさん感覚があるでしょうに。音にやさしい、埋もれた音を一つ残らず根こそぎ拾ってやろうぜ！ってな心意気、映画は泣いて喜んでることでしょう。そんなバウスシアターに、いきたいな。耳で感じる映画祭。そんな映画館が、日本のあちこちに増えると良いのに。
園子音、みたいなー。ききたいなー。