悪魔のデジャヴ
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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「我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。君がいわゆる薔薇色の学生生活を満喫できるわけがない。私が保証するからどっしりかまえておれ」
会社のともだちに借りて読んだ『四畳半神話大系』は、フジモトマサル氏のカバーイラストの角川文庫の文庫版。いたく気に入ったし、太田出版のもちぐまがカバーイラストになってるのんがわたしはほしいなん。佐藤哲也さんが文庫版の解説を書いてはって、頭を大きく縦ぶり(ヘドバンの勢いに近い)しながら読んでんけど、佐藤さんが名言と銘打った台詞のあとに樋口師匠が吐いてた台詞のほうをわたしはわたしのお気に入りとした。この悪夢のなかで悪夢をみているようなお話を読んでるあいだじゅう、ヨーロッパ企画の上田誠氏の顔がちらついてしかたなかったでー。
森見氏と上田氏の遺伝子は、もしかして双子なんじゃないかって。あー!アニメがたのしみでしかたないッつーのー。
悪夢のような天気が続いてるが、近所の桜はしぶとく勇ましくまだまだ咲いておりまするよ。
じつは我が家にも、もちぐまにそっくりなくまのスポンジ(からだあらうやつ)がおる。悪夢や!