実りの季節


なんや銀色夏生熱が復活。『ばらとおむつ』が面白くって!まだ読み始めのあたりやから、確かなことは言われへんが、このまま深刻な色は最後まで出てけえへんとゆう気がする。銀色家族ブラボー。ちゅうことで、いま、わたしは数冊の本を平行読みしてることになってるわ。コレと『われらをめぐる海』と『老妓抄』と『ONE』と『イリュージョン』。遅読のわたしにゃ、でけへん荒業がなぜかできてしまってる。いよいよ読書中毒というやつかね。『ばらとおむつ』を買った当初は、介護とゆうテーマを重く感じてしまい、まったく開きもせんかった。こないだアマゾンにて、最近の銀色本のユーザーレヴューを読んで、にやにやしてもうてね。長年のファンは、自分の思惑と違う(好きではない)部分を作者があらわしてくると、ネチョネチョした残念な気持ちに苛まれる。「あなたは変わってしまった・・・昔はこんなじゃなかったのに・・・」と、作者の人生を掌握するものかのように振る舞うファンたち。おもろ。『ばらとおむつ』は、もう出てから2年経ってしまってるから、変わってしまったらしい銀色さんの本とは違うらしいけど。介護のことにしろ、銀色本は煮詰まった日常からほんの少し楽をさしてくれるのよね。第一次的にはまったのは、大学卒業間近でシュウカツしてるときやったし、第二次的な波は、就職したものの人生に行き詰まってるときやったし。それはそうと、実家に数冊おいてた銀色本を母がひっぱりだしてきて読み出してるねん。はじめは、内容があんまりないので(笑)つまんなさそうにしてたのに、こないだ帰省したとき、「銀色さんって自由でええね〜。あんな生き方もあるんやね〜♪」とおもしろがってた(羨ましがってた)。まあ、銀色さんの本やったらええねんけど、母がわたしの本棚から『行け!稲中卓球部』や『お天気お姉さん』、はたまた『幻想の普通少女』を持ち出してきたら、どないしようかとはおもふ。
昨日、ビルボードライブ大阪に大橋トリオのライブを見に行った。21:30開演の第二部を予約してたので、一度家に帰り、スニーカーを脱いで、パンプスに履き替えて、また出かけた。昨日は朝からひどい雨やったんで、会社からスニーカーのままビルボードライブに行こうと覚悟しててんけど、会社を出る頃に雨が止んでたので一度家に帰ることにした。ほんでふと、ひさしぶりにパンプス履いちゃおうかなと思った。Gパンにパンプス。もういちど大阪に戻るのに、乗った夜の地下鉄の中で急にワクワクしてるわたしに気づいた。大橋トリオのライブを見た帰り道、自転車こぎながら、今年は新しいブーツ買おうかな。って考えてた。
パンプス、ひさしぶりに履いたのがてきめんでさっそく足裏にまめができた。アンコールでピアノの前に座った大橋トリオは、一瞬見上げて、何うたおっかなって言って、「Shine」をものすごーく大切そうに歌っていたのに、なんやとっても心打たれた夜やった。