ラムネイーター


昨日(月曜日)再放送してた『相棒』http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/の「ピルイーター」、実のところラムネ喰いやった。内密にしてほしいのは、部下(同性)と不倫してたってことより、バリバリかみ砕いてたのはピルではなくラムネやったこと。秘密にしておきたいことは、ひとそれぞれか。わが妹様は、最近ラムネにはまってるよ。数あるラムネの中でクッピーラムネがいちばんのお気に入り。クッピーラムネを作ってる会社のラムネが、いちばん好みの味なんやって。クッピー食べたことなかってん。妹様がくれたの食べてみた。ほー。ほかの会社のより、酸味がはっきりしてる感じするな。あれ?でも、わが妹様、酸っぱいもん苦手やったのにな〜。
ひさひざにBSジャパンにて映画鑑賞、今夜は『クイーン』でした。クイーンは、フレディーマーキュリーのQUEENやなく、英国王室のQUEEN。ときは労働党のブレア首相が誕生したばかり、そしてパリでダイアナ元王妃が不慮の事故死、イギリス国民が王室に敵意をあらわした数週間のあいだの王室の、英国女王の内側を描いた作品。スティーブン・フリアーズ監督やったのかー!マイビューティフルランドレット!
ブレアや女王の真実はともかく、ひとりの有名人の死に熱狂する大衆の醜さが、とてもよく描かれてた。「会ったこともない人間のことで、どうしてあれだけ悲しめるのか」「おおげさな涙や派手なパフォーマンスを求める時流が苦手なのです」誰かが死ぬたびにお祭りみたいに集まってるあれは一体なんなのや。必ずあんな風に悲しまないとあかんようになってるあれはなんなんや。
死を、たったひとりで静かに悼むこともできないで、なにが進歩なの。悲しみにだってプライバシーが必要や。劇的な革命も刺激的な快楽もいらない。たったひとりひとつひとつのじぶんのことに向き合うだけで、もう心も体もくたくたやん。もうじゅうぶんやんな。


そして、なによりヘレン・ミレンが美しい。山で出会った14角の大鹿とおんなじくらいに。