5千の窓

miwakiti2006-03-24




ヨーロッパ企画 第20回公演「Windows5000」
東海道4都市ツアー。
京都公演3月2日(木)〜6日(月)@ART COMPLEX 1928
東京公演3月14日(火)〜19日(日)@THEATER/TOPS
大阪公演3月23日(木)〜27日(月)@In→dependent theatre 2nd
名古屋公演3月31日(金)〜4月2日(日)@七ツ寺共同スタジオ


★大阪公演
2006年3月23日(木)〜27日(月)@In→dependent theatre 2nd
料金:前売2,500円/当日2,800円[全席指定]


昨日のソワレ(19時半開演)観てきました。
ロパ企(この呼び方、絶賛広め中)初体験。
兼ねてより評判の舞台「サマータイムマシーン・ブルース」が映画化され
大ブレイクを果たしたヨーロッパ企画
大阪公演チケット完売だそうです。客席は「映画見てファンになりました♪
芝居ってどんなだろう…ちょっとドキドキっ☆」という感じの若人たちで
埋めつくされてました。しかし、それは正解。
ロパ企のお芝居は「私、実は初めてなの…。優しくしてね♪」っていう方に
とても優しいと思います。
ある意味、芝居っぽくない。まるでテレビを見ているよう。かなり舞台装置が
凝っててちょっぴり時間が長いコントを見ているよう。
なのです。
今回の作品は新作でした。設定は近未来の日本のどこか。
人口が過密し人々は住む場所に苦労していた。うさぎ小屋よりも狭い部屋に
住む人々の生活を宇宙最新OS「Windows5000」を使って二人の男が
覗き見ながら、人々の赤裸々な生活につっこみをいれていく。
ウザイくらいに。
大きな事件もなく、淡々と進む。次第に見えてくる人物たちの役割。
そこに何か意味があるわけではなく、ラストも何となく想像できてしまう。
ほのぼのと親しみやすい役者たち。
何かを届けたい伝えたいということなど最初から何もないんだと言わんばかりの。
2時間ほどのあいだ、同じ空間で同じ空気を共有しただけだよ、とばかりの。
これが時代というものなのかしら。
私は無性にさみしかった。なぜさみしいかもわからなかった。
でも嫌じゃなかった。これが現実だと思ってたまらなかっただけなのかも。
芝居の合間合間にカフェオレーベルのアーティスト、プラモミリオンセラーズの
楽曲が流さていました。原さん(シュガーフィールズ)のと勘違いしてたんだけど。
曲が流れている間は、なんだか妙に心が落ち着いていました。


帰りにタイ料理屋に連れてってもらい、美味しいトムヤムクン食べました。
コンデンスミルクが沈澱してる紅茶が甘くて辛いグリーンカレーで痺れた舌に
幸せを運んできてくれたよう。
家に帰ってからしばらくボーッとしてしまい、なかなか眠れませんでした。
くちびるのまわりを触ると、まだ少しヒリヒリしていました。