エルンスト・バルラハ レトロスペクティブ

miwakiti2006-03-21





ドイツ表現主義の彫刻家−エルンスト・バルラハ展」
Ernst Barlach Retrospektive@京都国立近代美術館 | The National Museum of Modern Art, Kyoto


会場/京都国立近代美術館岡崎公園内)TEL075-761-4111
会期/平成18年2月21日(火)〜4月2日(日)
休館日/毎週月曜日
開館時間/午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)         
主催/京都国立近代美術館朝日新聞社
観覧料/(前売・当日・団体)※団体は20名以上
一 般 1300円 1100円 1000円
大学生 1000円 800円 700円
高校生 700円 500円 400円
中学生以下 無料 無料 無料
巡回先/
東京藝術大学大学美術館 平成18年4月12日(水)〜5月28日(日)
山梨県立美術館 平成18年6月3日(土)〜7月17日(祝)

琵琶湖疎水沿いに植わった桜の枝にはもう後は咲くだけとばかりに
膨らんだ蕾がいっぱいついていた。
今日もまだ寒い。じゅうぶんに寒い。なのに薄着をしてしまった。
いいかげんコートも脱ぎたいわいとばかりに。


エルンスト・バルラハ。素晴らしい展覧会でした。
もうすぐ関西巡業が終わっちゃいます。
もっと早く見てもっと宣伝すれば良かった。
バルラハが描く線とフォルムは、非常にシンプルで哀しいくらいに
簡潔で直球なのです。まさにストライクの本気。
決して攻撃的でも過激でもないバルバラの作品がナチスに疎まれたのは
戦争を憎み、平和を愛し、神を求めたバルバラの本気が脅威と感じられたのでしょうね。
バルラハの晩年の彫刻は、本当に心を打つ。
トーマス・マンに絶賛されるほどの戯曲も書いた。
でも、初期に描いていた絵画の何とファンタスティックなことよ。
こんなにも温かく崇高でいて親しみ深い芸術がまだ世界に届けられていなかったなんて。
この世界には素晴らしきものがもっともっと埋もれているのかもしれないね。
探しにいきたいね。本物をできるだけこの目で見てみたいね。


またひとつオカネにならない財産が私の心の中に蓄えられました。