悪魔のような一日
“悪夢か 奴を消し去ってしまった俺さ〜♪” from "LIST" by スネオヘアー
ついに奴に向かって毒を吐いてやった。
これはちょっとやそっとの毒じゃない。フグの毒にも匹敵する猛毒だ。
もうどうにも腹立たしさがおさまらず、いたたまれなくなっていたのだ。
きゃんきゃん、と嬉しそうに鳴きながら駆け寄ってきたワンコを
蹴飛ばすように、奴を置き去りにしてやった。
信じられない。奴のあの神経が。どんな思考回路があんな勝手気ままな
言動を生み出すのだろう。
繰り返し、自己弁護していた。
奴がどれだけ私を苦しめてきたか、そのひとつひとつを反芻した。
私は追いつめられていた。もう限界だったのだ、と。
ひとつ気持ちを落ち着かせても、またひとつ、思いが浮かんできて
ひとときも心休まることなく、悪魔に魅入られたような一日を過ごした。
「どんなに酷い人間であっても、わたしにその人間を殺す権利なんかない」
一体、何度同じ過ちを繰り返せば、私は罪を犯さなくなるのだろう。
私は、私の「弱さ」を受け入れる。
しかし、その弱さが人を殺めることになるのなら、強い人間になることを
拒むのはやめよう。
それとなく奴への批判を含みつつ謝罪のようなメールを送ってみた。
今日の怒りは明日に持ち越してはいけないからね。
そうしたら、びっくり仰天返信メールがきたよ!
from 私(送ったあと即消したのでウロ覚え)
title:(なし)
本文:今日はウラミゴトがたまっていて大人げないことをしてしまったこと
謝ります。でもこれは本当のこと→「苗場おめでとう」
from 奴
title:どういたしまして
本文:機嫌悪かったんだねぇ。まぁ、そういう時もあるよ・・・
タイミング悪かった!
反対に私はあの時、無茶苦茶テンション高かったのよ。
オークションで落札して朝からご機嫌でした!
↑このうきうきかげんがイラっとさせたのだと思ってた
メールありがとね♪
……。
うりゃあーーー!激しく的外れなんじゃーーーー。
あまりにも的外れすぎてあほらしくなりました。(・∀・)
どうだ!メールまるごとミセシメの刑じゃ!!!!!(あまり意味なし)