風の伝言(メッセージ)

miwakiti2005-12-26





『黄昏の街角 明け方の交差点
 街路樹ざわめく道の向こう』
        (words & music:山崎将義 以下同)


あなたがこの歌から思い描く風景はどんなものだろう。
現在住んでいる街の交差点?
誰もいない明け方のビジネス街?
いつか旅した町で宛もなく歩き続けた道?
懐かしい故郷の町並み?
苦しく切ない想い出の場所?
無限に想像が膨らむ。


ニュータウンへ続く道」を思い浮かべていた。
これは、2nd album『a watercolor』に入っている1曲だけど
カフェオ時代から原曲があったそうです。未発表だったけど。
スネオヘアーのこの曲と「風の伝言」を聴いていると、
懐かしい気持ちがしてきて、いてもたってもいられない。
どこかですれ違っていたような。
同じ夕焼けを見ていたような。


この「風の伝言」のギターの始まり方が、
昔シュガーフィールズの歌をカバーした「ワイパー」と
少し雰囲気が似ている。と感じた。
夜明け前の白む空の遠くから微かに、耳をすまさないと
聞こえないほどに微かにはじまるイントロ。
優しい空気に包まれる声。
切ない歌。
温かいメロディー。


ラストにかき鳴らすギターは、スネオヘアーの何かの曲で
聞いたことがあるような気がするのだけど、思い出せない。
いくつか確かめるために聴いてみたけど、
これだと、しっくりくるものがない。
でも、そんなことどうだっていい。
この風の伝言は、確かにスネオヘアーからのメッセージだと
私には受けとめられる。




『なつかしいメロディー ラジオから不意に流れ出して』


『想いを伝えるのに 言葉じゃもどかしすぎて』


『今 見知らぬ街の 君にも届いているだろうか』


『二人を包み込んでいた いつかの優しい唄は
 風の中に
 風の中に… 』



  • (参考)制作当時のレビュー

やっぱり冷静に書けなかった(笑)というか情報がない。
そこで魚珠さんがこの歌が当時ラジオで制作された時のことを
少し書いていらっしゃるので、ご参考に。とてもためになります。
スネメモ11月08日:山崎まさよしトリビュート
スネスケジュール2003年09月30日:仙台/POWER OF MUSIC