メールして。


梅です。

(真夏の都会から/刹那も飛び越えて/真冬の君のもと/照らして飛んでいけ)


手にしみる気が冷たい。昨日は大阪も昼間に雪がちらついてた。今朝も息を吸い込む鼻がすぅーっと冷たい。花粉のことだけ気にしてた一週間前は、いちねんまえかとおもうくらいの7日間やった。おもわずメールしてしまったけど、あとで落ち着いて災害伝言掲示板をみてみたら、『無事です。』とゆう文字がみれた。でもそれも彼女からのメールがあってはじめて少しだけ冷静になれたからみたのだ。基地局がパンクするかもしれないけれど、彼女からの直接の言葉は欲しいもの。
それから何度となく、彼女が掲示板に送った文字を確認してる。あれから何も更新されていないから、彼女は今も無事なんだろうけど、無事なら無事で仕事が大変なんじゃないかとか、お父さん大丈夫なんだろうかとか、考えてしまう。
わたしはほんとうに弱くなってしまった。気だけが強くなっていくばかりで、わたしの弱いことをわすれてしまう。弱いことを思い出して、これからもわすれないようにしよう。わたしはそれをがんばろう。おおきなおおきな時間のながれる中で、わたしは泡にもならず消えてしまう。だから。




(最高に漠然と/行く先を見送るだけで/明日をどうか教えてくれと/迷ったらそれもメールして)




赤いコート

赤いコート