哲学のメロディー



研修帰りは必ずからだのどこかが痛なってる。まだ馴れてない靴といつもはしない姿勢と愛想笑い。働くのに、そんなんいちいち考えへんやんか。なんで派遣社員やからって、シゴトが終わるたんびにこんな何回も振り返りばかりせなあかんのやろ。
立ち止まることはせず、息をするのと同じように会社に行ってた。今までのそれを言葉にせえとゆわれて話してみると、ぜんぶどっかで聞いたことのある言い訳にしかならなかった。そんなくだらない言葉を吐くことに意味なんてあるの?
言葉自体その内容に意味はないのかもしれん。そこで偶然会った知らない人たちとなんやかんやと言葉を交わしたのは、久しぶりやった。研修を受けたからってキャリアが上がるわけやないし、歯痒いけど、いまは立ち止まることが必要なのかもしれん。
忍耐なのか………………。
歩くときになにか声にだして歌いながら歩こうと思って、久しぶりに音楽を聴いた。ハイキングのときは演歌くらいのが長いストロークが適当やねんけど、バラードぽかったらええかなと数曲ピックアップ。久々に音楽聴くと涙がとまらないね。ダイレクトに響いてくる言葉が素敵や。