東京ノート@国立国際美術館
先週の水曜日、青年団http://www.seinendan.org/のあの有名すぎる「東京ノート」を、なななんと国立国際美術館で観た。この日は千秋楽で美術館はこのお芝居のために18時に閉館。お芝居をみにいくわたしたちはホクホク顔で美術館にもぐりこんだわけや。お芝居のステージは、B2F展示室へとエスカレータを降りたすぐ脇にセットしてあり、観客席はすぐその後方に。開場してスタッフが客入れしているあいだから、もうすでにお芝居は始まってたんや(比喩ではなく、ほんまに)。B1FからB2Fに降りる階段も、B2FからB3Fへ降りる階段もB2Fトイレットもすべてが「東京ノート」の舞台。世界。わずか2時間強、美術館の休憩椅子に入れ替わり立ち替わりおとずれるひとびとの錯綜する会話は、いつのまにかわたしたちを「東京ノート」の世界に巻き込んでいた。おそろしいお芝居や。世界というものは、おそろしい。こんなふうに知らず知らずのうちに、やさしい時間に飲み込まれてゆくわたしたち。
今朝は暑かったのに、昼からバケツをひっくり返したような雨、びっくりやね。家にひっこんでてよかつた。
- 作者: 平田オリザ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (17件) を見る