コウモリの空

miwakiti2009-05-10

 
マザーの日。
ブラザーの日。
 
 
実家近くにある大きな人工池辺りは夕暮れどきになるとコウモリが飛び交います。職を失って実家に一時ヒキコモリしてたとき、日が暮れて涼しくなると、その付近をよく散歩しました。一日が終わる前に、世界にとって無益だった吾の一日を歩くなど何かひとつ能動的行為でもして赦してもらおうてな甘い考えの名のもとにフラフラしてました。
あら。こんなところにてふてふが…。あら、やだ、夕方やから、てふてふのわけないわね、『が』ね…きっと…『が』…。しても、大きな『が』や…。こわい。わ…。
そんな毎日を繰り返していた或日、電話がかかってきて、また働けることになりました。母が用意した夕飯を食べた後、大阪の自宅に戻るのに父が車で駅まで送ってくれました。駅に向かう途中、その大きな人工池を通ったとき、例のものがたくさん飛び交ってたんで、「『が』ぁ、いっぱい飛んでんなぁ」と言いましたら、「あれは『こうもり』」と父が言いました。
昨日は父の母、すなわち私の祖母の一周忌で、父と母は長崎に行っておりました。長崎みやげは、ちゃんぽんとえびせんべい福砂屋のオランダケーキ。「中国では“こうもり”は桃とならんで大変おめでたいもの…−日本に於ける鶴亀の如く−」やそうです。
母の日なのに、朝から母は近所に福砂屋のカステラを配りに行ったり、買い物に行ったり、いつもと同じように忙しく一日を過ごしていました。
結婚して私たちを産んでから、外で働くことをやめた母さん、最近は父に対するいじめが激しくてすこし心配ですけど(笑)やっぱり世界で有益な日々を送っているのは母さん、あなたやと本当に思います。
この世のすべてのお母さんへ。
 
 
長崎みやげ。福砂屋のコウモリ。長崎のおばちゃんが用意してくれた引き物。
長崎ちゃんぽん。
えびせんべい。イモト様がわけてくれた。
おしりぐり。おまけ。
 
家着いて、久しぶりドロドロのカーテン洗おかとしたら、洗濯機がつぶれた…。これが…かの…ちまたでよく耳にする…10年目の…ジンクス…。のはじまり…?こわいっ(>_<)