一周年のフォトグラフ

SSTVで「みやこ音楽祭」と「チャート★コバーン」の再放送
見たりしてました。
西部講堂って場所は、つくづくすごい。
激しい学生運動があったあの頃から何年たったんだ？
あのひんやりとした講堂の中に入ると、
いや、中に入らずとも、通り過ぎるバスの窓からチラリと覗き見るだけで
なにか怨念のようなものが見えてくる。
ような気がする。
あそこで夜な夜なトランペットの練習してる輩とか（ヘビがくるよ）
講堂の裏庭の廃退的な風景。（壊れた冷蔵庫、どうにかしようよ）
しばらく行っていないなー。行ってみたくなったのだ。
4月、ここにコーネリアスが来るらしい。
スケジュールを見つめて断念。伝説のライブが生まれそうだね。
今月の「タイコバーン」は、UNCHAIN。今週の出演がラストでした。
「make it glow」一度聴くと耳から離れなくて、
MVもすごくかっこいい。
鹿野さんが上を向いて歌う姿が伸びていく感じがいいと言っていたけど、
本当にそうだね。
太陽に向かって伸びていってほしいバンド、あのバンドもそうだよ。
毎晩雪の中を走ってるこのバンドもね。

やさしいうた、SSTVのオリジナルHOTチャートで41位。
25日にようやく手に入れ、帯の言葉を見たり、
歌詞カードに連なるレコーディング参加者の名前を確認したり、
CDや写真をしげしげと観察しているだけで、胸がいっぱいになりました。
まるで写真のアルバムようなシングル。
やさしくてすてきなこのしわざに胸がしめつけられます。
いっちゃんと今夜話している時、
昔のことが思い出せなくなってきて哀しい、と言っていました。
たしかにそうだね。
もう鮮明にあの頃のことを思い出すなんて感覚は
新しい記憶に押しつぶされてどんどんと薄れてゆく。
これからますます。
なのになんだろう、この歌を聞いていると
思い出したくもなかった二十代の頃、
ほんとうはとてもしあわせな時代だったと気付きました。
埼玉の旅から帰ってきてからしばらく「Over the river」のシングルばかり
聞いていました。
これに入っている3曲を聞いていると、とても穏やかな気持ちになれるから。
それと似たような気持ちが昨晩よぎりました。
やさしい思い出の思い出し方、やっとできるようになりました。

この歌を届けてくれたスネオさんありがとう。
そして、スネオさんを通して出会えた愉快な仲間たち。
もうあれから一周年なんだね。まだ鮮明におぼえています。
いそがしい日々を越えて、またにぎやかに会いましょう。
いつもありがとう。これからもよろしくねー。

やさしいうた

Over the River (CCCD)