リズムとビート


THE SUGARFIELDS & Wouassi & Roots Band
2006.10.14(SAT)
梅島DEAD HEADS LAND YUKOTOPIA

最近ライブレポっちゅうものがとんと書けない。
何の為に書くのか。考え始めると気が狂いそう。
でも、考えずにはいられない。
そうして放置しているライブの感想数知れず。
別にさ、レポ書く為にライブ行ってるわけじゃないし、
ただ純粋にライブを楽しめばいいじゃん。
そんなことで勝手に苦しむ必要ないじゃん。
と、言い訳している。
でもね、本当はね、悩む理由はね、
「書きたい」という欲望があるからなのね。
そう、これは「欲望」なのです。
9月15日に行ったカフェオレーベルのライブは、
レーベルが久々にアーティストを結集させて
綾瀬スタジオ復活第一弾として
リリースしたコンピレーションアルバム
『こちら足立区綾瀬東京武道館前カフェ・オ・レーベル』の
発売記念イベントライブだった。
同じ週の初めに東京は下北沢の小さなライブハウスで
そして週末は大阪は十三のど真ん中にあるライブハウスで
2箇所合計3日間のひっそりとしたイベントだった。
東京の様子は知らないが、大阪は本当にひっそりとしていた
としか言いようがない。
私はさみしかった。切なかった。怒りが込み上げてくるほど。
インディーズとメジャーの恐ろしい違いを垣間見たような気がした。
と、こう考えるのは短絡的かもしれない。深追いしないように。
あまりにも少ない観客の前で夏夫さんのウィットに富んだジョークがしみた。
ピアノと歌はさらにしみた。
コンピの新曲を聴いてから、イッパイアッテナの凄さにやっと気付いた。
大久保理くんがあんなに若いお兄ちゃんだったなんて、
大阪に来てくれるまでわからなかった。
シュガーフィールズ・バンド、最高のビートとリズムの渦が生まれ
吸い込まれそうになったその頂点で、シュガーフィールズ自らがそれを止めた。
何故あそこで演奏を止めてしまったのか。
その理由が聞きたかったけど、恐いような、無粋のような気がして
その日にはとうとう聞くことができなかった。
せっかく持ってきてくれた4×4マグナムスピーカーも、ちゃんと見れなかった。


このライブについてシュガーフィールズの詳しいコメントはないけれど、
今度10月にWouassiさん達とやるライブの事や、
ビートの事やリズムの事や書いてくれているコラムを読んでいると
少しだけホッとする。
梅島に飛んで行きたいよ。きっと恐ろしいほどのグルーブの渦が巻くんだろうな。
日本人だから黒人だからなんて誰が言い出したんだよ。
「音楽が好き」とか言うくらいならさ、
自分のビートやリズムくらい、自分で見つけろよ。
前後左右にいる人など参考にもならないよ。
自分の中の音を聞け。