夜のアップルストア、海北君をきく



我ながら凄いタイトル付けちまった。
リンクで飛んできた人ごめんなさい。先にあやまっとこー・笑
さて、昨夜予告通り、海北君インストアライブ行って来ました。
19時スタートぎりぎりに着きましたら、すでに始まってました。
ひゃあ〜。
多分予想以上に人が集まったので早く始めたのでしょう。
と、思うことにした。
あれは何人くらい集まってたのかな、、、
隣にいた(というか私が隣に行ったんだけど)警備員のおじさんが
何回も人数数える仕草をしてるのが面白かった。
とにかくカフェオの時とは大違いの人数、、、
お客さんを囲うロープ(?)がちゃんと入り口から置いてありました。
それでも通路に立ち止まる人がいて、海北君も警備員さんの労をねぎらう始末。
新曲「背中のバラード」は、初めて人前で歌うとかでちょっと緊張。
出だしやり直したり、聞き取りにくい節もあったんだけど、
そういうことなんか全然関係ない。
本人は緊張してるだろうに、嫌味なく「手拍子お願いします」って
お客さんに言っちゃう。
最後に歌った「まだ故郷へは帰れない」は、想像以上に壮絶だった。
息が切れるほどに歌い切った後は、丁寧にありがとうと言って
アップルから頂いたらしき最新のiPodにもお礼を言って
透明の階段を登って2階へ帰って行った。
最後の歌を歌う前に、海北君はみんなに聞いた。
「自分がどこから来たか知っていますか」
それはもちろん、奈良から電車乗って来ましたとか、
そういうことじゃないよって。
今、何をしていいのかわからないのは、どこへ行けばいいのか
迷ってしまうのは、自分がどこから来たのかわからないからだって。
僕は当分楽しいだけのラブソングは歌わない。
そう言ってました。


私には毒だと思った。
道端に自転車が所狭しと、点字ブロックの上にも構わず置かれているのに
再開発という名のもとに馬鹿でかい気味悪いほどきれいなビルばかりが
とめどもなく建ちのぼるゴミだらけの街の中で
へらへらと笑ってごまかしている私には。
なかなか消化できない打撃を受けながら夜の御堂筋を歩いて帰りました。
でもね、私はこんな海北君にこそラブソングを歌ってもらいたい。
というか、昨夜聞いた歌、全部ラブソングだと思うよ。
こんなこというのは卑怯だけど、海北君には音楽界の塩でいてほしい。
夜のアップルストアは、思った以上に光に溢れていました。




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