カナシミ@仙台 CLUB JUNK BOX(06.06.08)

miwakiti2006-06-08





JUNK BOXのステージは奥が広く低い位置にありました。
幅も福岡のDRUM LOGOSと同じくらいだったでしょうか。
整理番号80番で中に入ったらすでに前列センターは
5、6列くらいまでになっていました。
両端はまだ空いていたけど、どでかいスピーカーの真正面に
なるのでなるべく行きたくなかったのです。
何度背伸びしてもマイクがかろうじて見えるだけ。
ドラムセットもキーボードも見える位置ではなく。待つこと30分強。
こどもの声や街のざわめきが入ったワルツのSE。
マイクの前に立ったスネオさん。
「よく来たなーーーー」と怒鳴りました。
ホッとしました。心配することはなかった、と思いました。
悲しみロックフェスティバルアイボリーと会場も大盛り上がり。ワルツ
「522のAX(東京)から始まり、いろいろまわってきました。」
「札幌、大阪、台北、、、名古屋、新潟、福岡、広島」
「そして、ラスト仙台」
松江さんが「普通逆だよね。」とつっこむと、仙台っこ(私含む)は反論しました(笑)
目が少しうつろかな?と気になったけど、スネオさんは喋りまくっていました。
「昨日からイガワさんが運転する車で仙台、ダイちゃんと前乗りしてきました。」
「ずっと(居酒屋)で飲んでた。さっきまでずっと飲んでた。」
「この後も(居酒屋)いくぜ。みんなも来い!割り勘でな!」
会場は喜ぶ喜ぶ。
フィルターmoon faceフューチャー
moon faceの歌詞が少しだけ飛んだ。
そこからスネオさんの様子が明らかにおかしくなりだしました。
フューチャーが終わった後、スネオさんがメンバー紹介を
エイキチさんにふって、後ろを向いてしまいました。
チーフが出てきて舞台の真ん中で何やら相談。
エイキチさん。「このJUNK BOXには最近たくさん来ています。
でも、スネオさんとやるのが一番落ち着くなぁー。」
ふだん一言も喋らない朝ちゃんも今回は声を聞くことができました。
あんな声してるんだ。とっても早口になってしまい、次はダイちゃん。
ダイちゃんは、立ち上がって大きな声でいっぱい喋ってたな。
ひげを剃ってしまった松江さんも色々話してたんだけど、
すぐ終わっちゃってスネオさんの番に。
ライトが当たって喋り出すスネオさん、また(居酒屋)の話。
さっき話してたよね。
「外はもう土砂降りだけど、あと30分くらいでさっさと終わらすから。」
「耐え抜いてください。」
「そして、(居酒屋)に行く。」
パイロット・ランプでめちゃくちゃにギター鳴らして
客席につっこんできました。
おっこちそうになるのをチーフが体をささえていました。
私は段々と後ずさってしまいました。体を揺らすこともできなくなり。
JETランドマーク現在位置
「仙台は、今は亡き仙台電波工業高校におやじが通っていた。」
亡きじゃないけどね、高校。
「そこで大人の恋をして、別れなんかもあったりして、そして、
また出会いがあって、おれが生まれた。」
「仙台ね、きたことあるよ。バイクで。北海道いく時、通り過ぎた。」
「後ろに彼女乗っけてね、「杜の都」っていうけど、どこに森があるのー」
「ねー健二ー、え?聞こえないよ。好きーーーー。聞こえねー」(芝居風)
やさしいうた(新曲)
ウグイスストライクピントセイコウトウテイ
なんだか私もやけくそになってジャンプしまくっていました。
空も忙しい
いままでで一番激しい苦しい空も忙しいでした。
スネオさんが歌いながら最後に叫んでいた言葉が聞き取れませんでした。
言葉になっていませんでした。


何のTシャツを着ていたのかもずっと見忘れていました。
アンコールで出てきた時、THE PENTANTS(白)Tシャツの背中に
大きく細い文字で「ありがとう」と書かれていました。
そのまわりには、メンバーが書いたのかサインがちょこちょこと。
ステージが低かったからか、朝ちゃん以外は立ったまま。
「皆んなしあわせが欲しいんだろ。でも、しあわせは心の中にあるんだぜ。」
アンコールのフォーク(弾き語り/3ピース)
ステージ奥から出てきたエイキチさんに。
「デビューから一番長いつきあいのエイキチさんです。」
エイキチさんがこれからもよろしく、と言った言葉を
スネオさんは少し見ていました。
「逆に一番つきあいが短いダイちゃん。という紹介もなんだな」
相変わらずにこにこしながらダイちゃんスタンバイ。
「外は本当にもう土砂降りだけど、俺たちはバイクで来たから
バイクで帰ります。」
「おれは(居酒屋)には行かない。」
外は本当に土砂降りのような気がしてきました。
訳も知らないでスプリット(新曲)スピード


客電が点いてもう本当に終わってしまうのかと、
あの曲まで聴いていないけどと思っていました。
ギターもなく手ぶらのスネオさんがひとりで出てきました。
「もう35にもなって自分は大人だと思っていたけど、違ってた。」
「どこかに大人が売っていたら買いたい。大人を1枚ください。」
「歳とっていくだけでどんどん老けてくだけだよ。」
(この辺りだったかもっと前かも。シュガーフィールズの歌を1節。)
ギターがきて歌いはじめました。
ダブルアンコールheadphone music(弾き語り)
途中で歌詞を忘れた、本当に忘れたといって演奏をやめてしまいました。
客席から「飛び越えるような・・・」と囁きがあって
スネオさんが「イエス」と言いました。
サビの部分にきたときにスネオさんの方から
「歌いたいかい?」とわたしたちに問いかけました。
その目とその声にもうやけっぱちな気持ちはひとかけらもなく
心からのものだと感じられました。
何回か歌っている内に「そのまま」と優しく言って、
スネオさんがわたしたちとハモっていました。
何度も頭をさげて「ありがとう」を言う。
あなたの「ありがとう」を私はこのツアーで何度も聞きました。
わたしたちはずっとあなたに片思いしていると思っていたけど、
片思いをさせていたのは、私たちかもしれない。
いつも求めているばかりでごめんなさい。
すこしだけ近付けたと思ってもいいですか?
あなたが普段は絶対言わないあの言葉、大きな声で何度も言ってくれたこと、
永久保存にさせていただきます。


■support member
(bass)イワイエイキチ(drum)朝倉真司(guitar)松江潤(keyboard)DAISUKE

SUNEOHAIR TOUR 2006 TOUR
6月8日(木) 仙台 CLUB JUNK BOX 
OPEN 18:30 / START 19:00
adv.¥4000 / door¥4500 + 1drink ¥500
※1F:オールスタンディング