−×−=+@なんばHatch12/11

miwakiti2005-12-12






昨日は朝から寒い日でした。たびたび太陽が雲から見え隠れして、
一日の中で失望と希望を行ったり来たりしているよう。
スネオヘアーのライブには打って付けの日だな。などと思ってみたり。
まだアリナミンが効いているのか一昨日のライブの疲れはなく、
ほのかな緊張感が沸々としてきたり。
過日の恐竜博の待ち合わせで待ちぼうけをくらわせてしまった友達を
今日のライブに引きずり込んだので、今日は絶対に遅刻するわけには
いかない。そっちの緊張感かい。
少し緊張を落ち着かせる為に、PCの前に正座してmusic club on line
インタビュー記事を読みました。ここのインタビューは結構突っ込んだ所も
聞いてくれるので面白くて好きです。
おかげで心が落ち着き、リミットタイムになったので出掛けました。


待ち合わせ時間30分前になんばHatchに到着。
ラブホテル街が隣接するこの地区に都市整備の一環で造られた
湊町リバープレイス。
この八角形の施設の中にfm osakaなんばHatchがあります。
リバープレイスと名の通り、道頓堀川沿いに位置しています。
ここから「なにわお笑いクルーズ」が発着してる様子で、
着物姿の落語家がボードウォークにいるのが見えました。
川沿いはもっと風が吹いてるのだろうが、あの南港の寒さに比べれば
なんのその。冬のライブは体調管理に殊の外、注意が必要です。

さて、無事に友達とおち合い、今日のライブに参戦するチェリさんと
あっちゃんも交えて、開場時間までカフェでお喋りしました。
チェリさんとあっちゃんは、元々スピッツのファンでスピッツが主催する
イベントに出ていたスネオさんを見て今や熱烈なスネファンでもあります。
チェリさんとは、まんざらファイナルで一度ご一緒させていただいてます。
あっちゃんの熱烈ぶりは群を抜いていて、東京近郊、関西一円、はたまた
地方までスピッツ、スネオさんを追いかけます。
あっちゃんの視線に、共感するところが多く切なさと喜びの狭間を
行ったり来たりしながら励まされています。


「カナシミ」盤のスネオさんの変化は、「ヒコウ」から分裂しはじめた
ファン層にさらに追い討ちをかけているやもしれません。
「売れ筋路線に走ってるんじゃないの?」とか「前向きな言葉に違和感
がある」とか。
人間だって音楽だって変わっていくよね。だけど、どうしようもなく
変り様のない部分ってのもあってさ、私はそこの部分でまだ見ていたい
ものがスネオさんの中にあるからさ、目が離せないんだと思う。
てな話に没頭している間にグッズ販売に行列ができており私達はカフェ
を出ました。


長い前置きはこれまで(すみません…)ここから本編です。
ZEPP TOKYOを楽しみにしておきたい方は以下の日記は静かに閉じた方が
無難です。
↓↓↓ネタバレご注意☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



のんびりとカフェにいた為、先に荷物をロッカーに預けられず会場に
入ってからロッカールームへ直行。エスカレータを上がってホールへ
駆け込みました。さすがに最前列は埋まっていましたが、ど真ん中、
前から3列目位置する辺りにいけました。すぐ目の真にスネオさんの
マイクがあって、それだけでドキドキしました。
早い番号で入れると待つ時間も長い。開場15分押ししてたので、
スタートもそうかなと思ったら、やっぱり15分遅れ。


客入れBGM(ジャズのような静かな曲)が終り、ロスコーの薬品くさい
煙の匂いが舞台から漂ってきました。
客電が完全に落ちて、微かにスネオさんのファルセットの歌(BGM)が、
流れてきました。(「クーペ」ではない。多分)
暗転の舞台にメンバー登場。舞台に照明が差して歓声。
「THE PENDANTS」の白いTシャツを着てあらわれたスネオさん。
渋いあご髭はきれいになくなっていました。残念。
手を上げこっちを見て挨拶。ちょっと神経質そうにギターの調整を始め
ました。前回まんざらファイナルでも、曲が終わる度にギターと足元の
エフェクター(?コントローラ?)の調整をするのにスタッフの方が袖
からよく登場していました。今回はリハの時は調子良かったのに、本番
になってから不調になった模様。
「中2の時小学生の頃、お年玉で買ったギターが俺を裏切りやがった」と軽く
冗談言っていた。なんかスネオさんに余裕というものを感じました。
実際に演奏を聴くと、私のような素人には違いがわからないんだけど、
スネオさんの音に対するこだわりがあるんだよね、きっと。
こんな時つくづく職人気質だなと思います。
なんとか調整が済み、1曲目が始まりました。


1曲目。悲しみロックフェスティバル
ギターをかき鳴らしてジャンプするスネオさん!アンプの上に目にも
とまらぬ速さで駆け上がりJUMP!そして、ステージを走り回りました。
そのアクションひとつでさっきまでの観客の不安は一気に吹き飛び、
1曲目からアゲアゲです!スネオさんのかっこよさに見とれて、
実はよく覚えてないんです(オイ)
ギター最高にかっこよいね。まさかこれから始まるとは思わず
ちょっと度肝を抜かれました。一気に楽しさが込み上げてきました。
そう、悲しみというよりロックフェスティバル。まさにここは宴。

2曲目。no trick
これが1曲目かな、と勝手に想像してました。単純に。もしかしたら、
走り回ってたのこっちかもしれない。情けないレポですみません(汗)
これが1曲目でもいいくらいかっこいいナンバー。
ギターの音が野太い感じ。

3曲目。ワルツ
きたーー!(すみません)これを生で聴きたかったんです、ずっと。
やっぱり素敵ワルツ。スネオさんがワルツを踊るような手招きする
ような仕草を片手でしていました。近くで見ると、こうゆう細かい
ところが見れていいですね。

4曲目。moon face
バックスクリーンに満月のような大きい丸い光が映し出され、
次第に映像が流れ出しました。繁華街の風景。雑居ビルや
人が行き交う場面。4分割で行き交う風景。ここは新宿?
まるで映画を見ているよう。
ものすごくものすごく、この曲かっこいいです。
(もうかっこいいかっこいいとしか言えなくてすみません)
生で聴くと大人っぽい感じ。エロっていうよりセクシーだわ。

5曲目。フューチャー
今回のライブは、照明もPOPです。水玉のような丸い光がいくつも
上から下へ落ちてきて、可愛らしい〜。60年代風?
最初のメロディーの部分、とても音程が低くて少し歌いにくそう
でした。最初は低く、サビで急激に上がっていく。
MCで言ってましたが、音域が広くて歌いにくいって。
自分で作ってなんなんだけどって。
もっと音域の広い人に歌ってもらいたい、例えばH井Kさんとか、
って心にもないことを言ってました。

6曲目。JET
もう度肝抜かれまくりなんですけど。ここでJETが聴けるなんてー。
感動し過ぎて頭からっぽです。

7曲目。ランドマーク
CDで聴いていたよりずっとずっと壮大な歌なんだわーと感じました。
イメージは「The end of despair」
上手からの照明だけで舞台を照らして、影が横に伸びる。これが好きですわ。
私の中で一番意外で再発見の曲でした。

8曲目。peaky
前曲から流れるように続いて、この時の照明もすごくかっこいい。
舞台下方からのバックライトのみで黄色く照らされていました。
音と光に包まれる温かい空気。まわりながら遠くへ飛んでいく感じ。
この曲だった思うのですが、ギターノイズをぎゅいーんと残して
終わる。このちょっとイカレタような金属的な残響が好きなんです。
ずっと鳴らしていて欲しいくらい。


この辺だったかな?メンバー紹介。
ドラムの朝ちゃんは、にこにこスマイリー。
お馴染みのエイキチさん。(なにもないのかっ)
ギター坊主の松江潤さんは、歳より若く見えた!(おいおい)
キーボードのDAISUKEさんって面白キャラ…スネオさんといい勝負かも。
9曲目。ストライク
10曲目。アイボリー
11曲目。テノヒラ
アイボリーのイントロが始まると、観客総勢でJUMP!JUMP!JUMP!
(私は総勢だと思ってたけど、前の方だけだったのかしらん)
テノヒラも腕を上に伸ばしっ放し。楽しくって仕方ない。
スネオさんも始終ニコニコして、手を伸ばして、いっぱい引き寄せて
くれました。
ふくらはぎの筋肉痛はこれが原因です。でも肩こりは解消されました。

12曲目。Merry Christmas to me
拗ねたような歌詞が可愛くて好きなんだなー、この曲。
すごくポップなクリスマスソング。あれ、なんかレポになってないし…

13曲目。フォーク
この歌はずっと歌い続けていこうと思いますと宣言していました。
ずっと歌っていってほしいと思いました。
ベース、ギターの3人が正面向いて直立不動で演奏する。
真摯な面持ちで。ここで気持ちがグッと引き締まりました。

14曲目。空も忙しい
これもずっと生で聴きたかった。体で感じたかった。
つくづくこの曲は音の重なりが素敵な楽曲だな、と思いました。
細かい音がいっぱいあって全部聴き取れない、全部一気に押し寄せ
てくる。その感じがすごく気持ちいい。
ここで本編ラスト。まだまだ聴き足りない、感じたりない気がしました。


満更Tシャツ(白)に着替えて登場スネオさん。
「古ーい」とか客にやじられる。
エイキチさんも松江さんも「THE PENDANTS」のTシャツ。朝ちゃんもかな?
encore1 No.1
encore2 ピント
かっこ良すぎるしーーー。スネオさんの「No.1」。「一番になりたいんだー」
って、皆叫びまくってました。もちろんワタクシも人さし指を天高く。
ピントはお決まりですよね。コンビニ・ロックフェスティバル。
あぁ、ここでもふくらはぎ、やられました。


一旦袖に入ったので、セットリストのメモを〜と俯いて書いていたら、
いつの間にかスネオさんが舞台にいて上半身裸になってました!
満更Tシャツ脱いで、客席に投げてたよー。
しっかり目に焼付けました、やせた胸板を。思い出すと赤面。嬉しくて。
上半身裸のまま、変なポーズつけて袖に入り、また「THE PENDANTS」の
白Tで登場。かき鳴らすギターのメロディーは、あれ?
encore3 悲しみロックフェスティバル〜サビのみ
これ、1曲目でやったよね?ん?間違い?
いいえ、間違いじゃなかった。一緒に歌おうよ、とスネオさんがリード
するんです。皆で悲しみ大合唱ですよ。スネオさん、なんて温かいの…


「ありがとうございましたぁ」と言っておじぎをしたまま、なかなか
頭を上げないスネオさん。あぁ、もう終わっちゃうんだとさみしくなる。
悲しみロックフェスティバル-album version-の間奏部分がリフレインで
流れたシーン。
ミラーボールみたいなキラキラチカチカした光を顔面に浴びながら、
目線を真っ直ぐ前に歌っていたシーン。眩しくなかったのかな。


スネオさん達がいなくなったステージの上、バックスクリーンに4分割の
ライブリハ映像が流れてきました。
早回しの映像と普通回しの映像が混じり、おしゃれなんだな、これが。
BGMは「クーペ」。フルコーラスが終わると、


 スネオヘアー
 SUNEOHAIR LIVE 2005 負と負とも掛ければ正になる
 ー×ー=+


と映し出されて、客電がつきました。


今回はMCが多くなかった。
終わり時間見たらまだ9時になってなかった(笑)
いつもの物販の宣伝またしっかりやってましたよ。
Tシャツはこの色があんまり人気ないとか。
1500円のフォークの話も(笑)でも、だらだらと喋ることはなかった。
音楽に集中している感じがしました。歌ってる間の手の仕草が多くて
優しいのが印象的でした。
最後にツアーやります、小さな町にも行きますって、言ってました。
最初登場した時「ザ・ペンダンツでーす」って、言ってたな。
で、最後辺り「今日で解散しまーす」って。どこかのバンドみたいだ。
本当にあのバンドは「THE PENDANTS」だったのかな。
なんだか、お芝居か映画でも見ていたような気分になりました。
でも、とにかく音楽って楽しい!悲しいこともあるけど、
みんなロックフェスティバルにおいでよ、踊ろうよ!って、
温かい気持ちをもらえたライブだったと思います。


だらだらと書き過ぎました…!
最後まで読んでくださったお方、大変お疲れさまでした!ありがとう。
間違いいっぱいあると思います。気付かれた方はこっそり教えて下さい。


 
見るとついいっぱい買っちゃいますね。
「THE PENDANTS」Tシャツはやっぱり買いだと。
上部の雑誌は、2004年1月号「J-groove Magazine」会場では売ってません。

チェリさんから頂いたうさぎさんとわんちゃんのクッキー。可愛すぎて食べれません…