感傷的な十月






夕べ、平城宮跡で絶賛上演中の『アマハラ』の屋台村へ、あふりらんぽ+akamar22!+内橋和久のライブをみにいった。19時五分まえあたり、大極殿朱雀門のあいだをのんびり歩いてたら、怪物みたいな維新派の舞台から哭き叫ぶ轟音がそこらへん一帯を埋めつくしていた。夕べは風も少なく空気は湿っぽかった。屋台村も来るのも三回めになると、なんや勝手しったるみたいな感じ。てゆうよりは、屋台村が奈良の、平城宮跡の空気になじんできてるのかもしれない。な。なんでもせやけど、なじんできた矢先、維新派の芝居もあと残すとこ四回や。あふりらんぽのライブは、はじまるやいなや、ど頂点やった。いきなり頂点出せる女はやっぱり太陽なんかな。しかし、わたしは少し感傷的過ぎなのかもしれない。雄吉さんは、哭いて欲しいなどひとつもおもってないような気がした。
今朝バス停に向かう道で電線にようけツバメが集まっていた。今朝は少し冷えた。もうすぐ旅立ちなのかもしれない。
もう、旅立ってったのかもしれへん。な。