蛙の歌



神武天皇

神武天皇とは編集


アメノオシホミミとは編集


目を閉じていると尚、風の強さを感じる。風の音を聞いていると、辺りが静寂に包まれてゆく。筍が、もう竹の子ではないくらいにニョキニョキと頭を出していて、触ってみた。もう竹になる準備オーケー。黄緑の光沢をたたえた芽は固い。産毛は天鵞絨のように心地よく、今夜此れに包まれてしまえば、今までの不眠がいっぺんに消えてしまうやろうと、生唾を飲み込んだ。
此の道を歩くのが好き。なんの理由もなかった。