きょうも猫日和



積ん読の山が増えてきてます。いま目に見えてるだけで三つ。押入れと水屋の本棚も入れたら畝傍山くらいになるか。ならないね。悲しいかな、此処に戻ってくるときに三笠山くらいあったのにね。まあ、そんな感傷は、さておき。何度読み出して積ん読の山に返してを繰り返したかわからない、辻原登の『闇の奥』を遂に読み終え、またしても氏の甘美な物語の幕引きに酔わされてしまっている。


今朝は、今朝とて二匹の猫と再会する。


僅か二日足らず、夢中で読んだ。それも、月曜日にみた映画PAPILIO BUDDHAのせいかもしれない。
あんまり好きな方の映画やなかったけど、Shankaranとゆう青年が愛と自由を夢見るように、ゲイでハンターのアメリカ人とパピリオ・ブッダとよばれるそれはそれは美しい揚羽蝶を捕獲しようと網を振り回している遠い景色の夢かげんが、わたしには三上隆とダブって見えてしまい、ダブったが幸いと救いを求めてしまったのです。


白い猫はこの目で確認したけれど、黒猫くんは女子学生の噂話を信仰しただけ。


目にみえないいろんなものとつながっていくからまた独りでも生きていける。つながるから生きているのか つながるために生きているのか もうわからないけれど 糺すの森でともだちに買って貰った猫のほんが次なるわたしの心の糧となるようです。