雷こわい



朝から変に奇妙なお天気。どよんと曇ってるかと思えば、さーっと日差しがひろがったりして。『許されざる者』を読み終わって、すっかり辻原登さんの本の魅力に取り憑かれてしまった私は、またもや図書館で2冊、辻原さんの本を貸し出し予約した。1冊取り置き済みの連絡が入り、きっともう1冊も図書館に向かうあいだに連絡がくるだろうとフライング気味に図書館へ向かった。そのまえに駅まで行って久しぶりに本を買う。本を買うのは本当久しぶり。しかも単行本。CDはなんやかいってわりかし買ってた。だけど、本はなんかずっと古本とかしか買ってなかったから、なんか清水の舞台をエレベーターで降りたような気分がしますなー。
それから結局、図書館ついても辻原さんの本は1冊しか届いてなくて、なんかせっかく図書館まできたのに惜しい気持ちがして、前から読んでみたかった玄月さんの本を1冊追加して借りた。玄月さんの本の装丁、エゴン・シーレ。ってだけでもゾックゾクする。欲張ったために単行本を3冊抱えて帰ることになり、結構な重さになったけど、妙な充足感。しかし、図書館を出ると、外はすっかり不安定なお天気のピーク。
雨と風が容赦なく、歩くたび靴のなかに水が染み込んでくるのがわかったけど、雷に打たれたらあかんから、電信柱と街路樹から離れていなきゃとばかり考えながらビチャビチャと歩き、なんとか無事に家の中に入り、玄関で濡れた靴下を直ぐさま脱いだのでした。