トム祭り
昼間、CSでトムハンクスの映画を立て続けに2本観た。
1本はトムの監督作品。
イリノイの片田舎に住んでいるガイの家は
家族ぐるみで電気屋を営んでいる。
仕事を終えた後、店の地下室で憧れのジャズピアニストと
ドラムでジャムるのが至福の時。ピアノはレコードだけど。
そんな彼がピンチヒッターでバンドのドラムをすることになり、
コンテストで優勝してしまう。
バンドは町のヒーローになり、有名レコード会社と契約し、
ついにビルボード7位までのし上がったのだ。
とんとん拍子に成功を手に入れていく彼らには
未来に何ひとつ不安などなかった。
でも頂点に昇りつめたバンドは、たった1曲のスマッシュヒットを残して解散。
レコード会社との懸け橋を作ってくれたマネージャーが言った。
「ドラムはバンドの背骨だ。」
プロデューサ役のトムハンクスが言った。
「バンドが2ヵ月で解散する。よくある話だ。
1曲だけヒットを残して消えていく。それもよくある話だ。」
憧れのジャズマンが言った。
「バンドはすぐに解散する。金、女、方向性の相違、、、。
しかし、ひとりになってもずっと演り続けろ。
とにかく演り続けろ。」
愛しいあの娘が言った。
「あなたがバンドに入ってから全てが変わってしまった。
いい意味でね。」
もう1本は法廷モノ。
トムハンクスの細かい表情が美しいドラマだった。
「フィラデルフィアは兄弟愛の町。」
新聞欄を見たら、夜中に地上波アナログでもやるみたい。
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