ペンキをかけて 次に進む

miwakiti2005-11-20





ここんとこずっとそうなんだけど、今シーズンは特に(強調)、魅力
を感じるTVドラマがない。注目のプロデューサーや演出家や出演者
が全くいない。
それでも、NHKの朝ドラだけは見続けている。優等生的な話の内容
やヒロイン像に、嫌悪を覚える人たちも少なくない。視聴率も下がっ
てるようだ。
でも、同じ嫌悪感でも、月9より朝ドラの方が遥かに好感を持てる。
いや、好感を持っていますな。あきらかに。
私がドラマに求めるものは、痛烈な批判か、ありえないくらいの善良
さ或はその対極の悪。どこかに突き抜けたテーマが欲しい。
もう一つ見ているのは「着信アリ」。テレ朝の金曜深夜枠は必ず見て
いた時期があった。「トリック」もここから出てきたよね。


そんなこととは全然関係なく、ここ2、3回なんとなく「野ブタ。を
プロデュース」を見ている。
このドラマの主題歌「青春アミーゴ」は、記録的なヒットになってる
そうな。
そうゆうこととも関係なく、なんとなく見てる。
このドラマの原作は、ドラマと登場人物の設定が違うらしい。原作の
野ブタ」は男性だそうだ。ドラマでは女の子の設定。その女の子、
影はあるけど結構可愛いのだ。そんな所など、原作と意味合いが違っ
てきて、残念だという人もいる。
原作に忠実か否かがそのドラマの真価になるとは、私は思わないけど。
ちょっと山下君の演技が中途半端な気がするが、あのキャスティング
では、バランスがとれてるのかなぁ。夏木マリの怪演と癒し系の忌野
清志郎は、味があると思う。
でも、このドラマの魅力は、脚本かもしれないな。セリフ、よく聞い
てると深いんだなぁ。


「ペンキかけてもらってよかった。次に進めるから。」


原作はどうかしりませんよ。原作の方がもっといいかもしれませんよ。
でも、ちょっとグッときたね。そして、考えちゃったね、少し。
私は、次に進むためにいつもペンキをぶちまけてきた。誰もかけちゃ
いないのに、自分でかけて台無しにしてきた。そして、いちからやり
直し。何度やり直せばいいのだろうってくらい。やりたいことは、色
々やってみたけど結局はバラバラのピースになってしまい、片付かな
いまま床に散らばってる。
でも、この台詞は本当はもっと希望を込めた言葉なんだと思う。私は
勝手に感傷に浸っちゃったけど。
どんな失敗に打ちのめされても、やり直しができるんだから、失敗を
恐れて適当なとこで手を打っておこうっていうヌルイ生き方はやめよ
うよって。
盲目的にこのメッセージを受け入れるつもりはないけれど、私なりに
納得のいく生き方は見つけていきたいとは思う。


お、今週もCDTV第1位は「青春アミーゴ」でしたね。乙ー!


野ブタ。をプロデュース

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青春アミーゴ (初回限定生産盤)

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